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【関連記事まとめ】Tmallが2019年中に化粧品1,000ブランドの店舗開設を発表ほか

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<2019. 3.5-3.11 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、アリババ傘下のTmallが2019年中に日本ブランドを含む化粧品1,000ブランドの店舗開設を発表したほか、YouCamメイクが小売店向けの新しいアプリをローンチ。また、韓国メーカーが3Dプリント技術を応用した化粧品を世界で初めて開発した。

■中国甘粛省で、化粧品市販後調査での動物実験を廃止

出典: Global Cosmetics News

中国甘粛省の国家薬品管理監督局は、国内製品と輸入品の化粧品において、市販後調査での動物実験を廃止すると発表した。化粧品の動物実験廃止を求める国際非営利組織クルエルティーフリーインターナショナルは、動物実験の世界的廃止への大きな前進であるとコメントした。しかし、中国における輸入化粧品の市場導入前の動物実験は依然として必要で、動物実験の完全撤廃へはまだ遠い道のりがある。(3月4日)

Global Cosmetics News:
One step closer to cruelty-free? China’s National Medical Association ends post-market animal testing for cosmetics

■アリババ傘下Tmall、2019年中に化粧品1,000ブランドの店舗開設

出典: Global Cosmetics News

アリババグループ傘下のECプラットフォームTmall(天猫)は、中国国内におけるZ世代の需要に応えるため、2019年中に国内外の化粧品1,000ブランドの店舗を開設するという目標を発表。すでに契約を締結した企業やブランドは、トムフォード、Glamgrow、P&G Oriental Therapy、韓国のPrimera、スウェーデンのバーネンゲンのほか、日本からは@cosme、資生堂のd programの7つ。さらにメイベリン、キールズ、イニスフリーなど5ブランドが提携を結んだ。2018年、Tmallでのビューティ製品の売上は前年比60%増。中国国内のオンラインの成長は、化粧品で49%増、スキンケア製品は40%増、パーソナルケア製品37%増といずれも著しい伸びをみせている。(3月5日)

Global Cosmetics News:
Tmall guns for growth in beauty category with ambitions 1,000 store target

■化粧品のOEM製造・原料取引の商談マッチング「シイレ」、ベトナム市場へ参入

出典: PR Times

健康食品・化粧品のOEM製造や原料取引に特化した商談マッチングサービス「シイレ」を運営するケースレポートジャパンは、健康志向の高まるベトナム市場を対象とした「シイレベトナム」を始動した。シイレは、原料の卸しやOEM製品を作る受託企業と、商品を作ってほしい、あるいは買いたい発注企業を効率的にマッチング。これまで中国や台湾などのアジア地域で展開しており、同社調査で日本製品に対する関心が高いベトナムに市場参入する。「シイレベトナム」では専任の翻訳スタッフが商談の翻訳もサポートする。(3月5日)

PR Times:
【シイレ】がベトナム市場へ本格参入。健康食品・化粧品・食品のOEM製造や原料取引商談マッチングサービス【シイレベトナム】を始動。

■治験被験者と製薬会社のマッチングサイト「puzz」、5,000万円を調達

出典: The Bridge

治験被験者と製薬会社のマッチングプラットフォーム「puzz(パズ)」を提供する Buzzreach はシードラウンドで5,000万円を調達した。puzzには、治験を実施したい製薬会社のほか、治験のプロセスをモニターする CRO(受託臨床絵試験実施機関)、治験が実施できる医療機関情報を有する SMO(治験実施施設管理機関)らが参加可能。約250万人以上の治験希望者データベースを有するのに加え、10以上のヘルスケア関連媒体メディア、同じく10以上の患者会や患者団体に向けて治験募集の情報を拡散できる。さらに同社は、被験者候補が自分の疾病に当てはまる可能性がある治験情報を検索できるメディア「smt」も運営。smt上で治験への参加意思を製薬会社に伝えられる。(3月5日)

The Bridge: 
治験被験者と製薬会社を結ぶBuzzreach、KLab VPなどから5,000万円をシード調達——マッチングプラットフォームの正式運用を開始

■ウォルマート傘下のスーパー、コンピュータビジョンで商品スキャンの試験導入開始

出典: Tech Crunch

ウォルマート傘下の会員制スーパー「Sam’s Club」は、米ダラスのテスト店舗で、モバイル会計、Amazon Goのようなカメラシステム、電子商品棚ラベルなどを備えた改良版Scan & Go サービスの実施試験を開始した。同サービスでは、買い物客は専用アプリで商品を読み取り、支払いもアプリで行い、レジに並ぶ必要がない。Sam’s Clubで2年前に導入された旧システムでは商品バーコードを読み取っていたが、改良版ではコンピュータビジョンと機械学習を利用した商品識別技術を採用している。(3月5日)

Tech Crunch:
ウォルマート傘下のサムズ・クラブがバーコードの代わりにコンピュータビジョンで商品スキャン

■パーフェクト、小売店向け「YouCam メイク」の新アプリをローンチ

出典: Cosmetics Business

ARメイクアップアプリ「YouCam メイク」を提供するパーフェクトは、化粧品小売店向けに顧客への提案や売上拡大をサポートする新しいアプリ「YouCam for Business」をリリースした。新アプリは、ARバーチャルメイクアップやヘアカラーお試しチェック、肌診断、ファンデーションカラーファインダーなどYouCam メイクの機能を備えており、店頭での接客をサポートする。さらに、コンテンツマネージメントシステムが搭載され、商品管理のほか、顧客動向や店舗分析ができるダッシュボードも利用可能。(3月6日)

Cosmetics Business:
YouCam brings AR beauty solutions to retail with latest app launch

■韓国コルマー、3Dプリント技術を応用した化粧品を開発

出典: 3D Printing Industry

韓国化粧品メーカー大手の韓国コルマー(Kolmar Korea)は、3DプリンターメーカーのSamyoung Machineryと共同で、3Dプリント技術を活用して高濃度エッセンスにクリームを“印刷”した基礎化粧品を世界で初めて開発した。高粘性のエッセンスのなかに特殊ノズルからクリーム状の化粧品成分を噴射し積み重ねることで、花やフルーツなどのさまざまなデザインや色で3Dプリントができる。同社ではこのスキンケア製品の商品化を進め、今後はリップやコンパクトパウダーなどのメイクアップ製品にも技術を応用する計画。(3月6日)

東亜日報:
3Dプリンターで化粧品まで…韓国コルマーが世界で初開発

■韓国と中国、化粧品規制に関する協力体制の了解覚書に署名

出典: Global Cosmetics News

韓国と中国は、化粧品、医薬品、医療機器の規制に関して、協力を強化するための了解覚書に署名した。了解覚書には、規制の枠組みや必要事項について、化粧品、医薬品、医療機器に関する法律や条例、規制の情報を、双方の理解と合意を高めるために共有することが含まれる。そのほか、薬物サーベイランス、薬物投与にかかわる有害事象、化粧品の承認、一般への啓蒙活動の情報なども共有される。(3月7日)

Global Cosmetics News:
Korea and China cooperate on cosmetics regulations

■ 弓気田みずほの“新ブランド”診断

◯今回のブランド / 企業
 Veilly TOKYO / 株式会社mo'des

◯発表会日時 / 会場
 2019年1月31日 / サロンドラキャルプ(東京・表参道)

ベイリー3ステップシンプルスキンケア 
出典:Veilly TOKYO公式サイト

◯診断レポート
内科・皮膚科医監修のドクターズコスメブランドVeilly TOKYOが、スキンケア3アイテムをリニューアル。ランゲルハンス細胞にアプローチするLPS、植物由来の発酵素材で抗糖化効果を持つUNIFINE®-COなど中心成分についての、OEMメーカー「東洋発酵」の研究員によるプレゼンテーションは、豊富なエビデンスに基づいており、エイジングケア成分として可能性を感じた。肌になじむまでの時間を勘案した処方で、3ステップ&3分で行えるスキンケアの提案にも新味があった。ただ、モニターテスト、連用試験など完成品でのデータがなく、製品としてのベネフィットが伝わりにくかったのは残念。ドクター監修、「最新の」エイジングケア成分、リファインされたパッケージと、それぞれの要素はよいのだが、ブランディングとして考えるとややちぐはぐに感じる。現行品がセレクトショップ映えしそうな、かなりアーティスティックなパッケージなのに対し、今回のシンプルなデザインからはスキンケアに再度注力する意図が汲み取れるものの、ファッション系セレクトショップで、ある程度説明が必要な高機能スキンケア製品をしっかり販売していくのはなかなか難しい。スタッフ教育など環境を整えることが今後求められるだろう。今回に限らず、販売チャネルが確定しない状態で発表会を行うケースが目立つ。メディア掲載やSNSでの実績を営業に役立てたい気持ちはわかるが、最低限、どんな場所で、どんな層をメインに売っていくのかを、前もってきちんと想定する必要があるのではないか。(美容コーディネーター/ビューティビジネスコンサルタント 弓気田みずほ

Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato)、編集部
Top image: Kevin O'Connor via Unsplash

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