「データサイエンスや科学にもとづく商品やサービス」:GW Special その2
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「データサイエンスや科学にもとづく商品やサービス」:GW Special その2

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多くの国でパンデミックの先はいまだ不透明なものの、中国市場は明らかな回復と成長基調をみせ、ワクチン接種が進む英国や米国では徐々にロックダウンや規制が解除されており、社会や経済に活気が戻りつつある。2021年のゴールデンウィーク、BeautyTech.jpではこの半年ほどの美容業界の動きを追うキーワード3つを選出して、関連記事をまとめて紹介する。第2回は「データサイエンスや科学にもとづく商品やサービス」だ。

パンデミックは、正しいデータの採取と分析、科学的なエビデンスに裏付けられた論理的な思考の重要性を、ある意味で浮き彫りにした。根も葉もない噂や根拠のない希望的な観測ばかりが広がる状況では、ウイルスの拡散を食い止められないことが明らかになったのも大きい。ビューティ業界でも長年にわたる地道な基礎研究や、収集した膨大なデータをもとに最適解を導き出す各種施策・サービスが次々と登場している。

Japan BeautyTech Award 2021において大賞を受賞した日本メナード化粧品の、最先端の幹細胞とゲノム編集の技術を応用した三次元培養皮膚(人工皮膚モデル)もそのひとつだ。各自の肌状態や肌質の違いに対応した商品や美容サービスへの応用や、医療の分野でも極めて有用であると考えられる。また、花王の皮脂RNA(リボ核酸)モニタリング技術も世界で類のないテクノロジーだ。さまざまな環境要因で変化するRNAをモニタリングし、AI技術と組み合わせることで、日々変化する肌内部の状態を高い精度で予測ができるとする。

他方、テストマーケティングの時点から数字にこだわったデータドリブンなブランド開発を行っているのは、BOTANISTを運営するI—neである。独自に開発したブランドマネジメントシステム「IPTOS」での検証と、販売やマーケティングなど4つの本部を横断するブランドチームが商品企画からマーケティング戦略策定まで担うユニークな組織体制でデジタルマーケティングを推進している。

韓国では、海外バイヤーやリテーラーが韓国コスメの詳細情報に簡単かつ迅速にアクセス可能で、6,000点以上の商品の閲覧と購入がワンストップでできるB2B向けデジタル流通プラットフォームをリリースしたB2LiNKが注目を集めている

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出典:everything possible via Shutterstock

基礎研究などR&D

◾️サイエンス系化粧品の創業者コミュニティ「Science of Beauty Collective」発足

◾️大賞はメナードの革新的な「三次元培養皮膚モデル」【第2回Japan BeautyTech Awards 2021 前編】

◾️世界でも類のない「皮脂RNAモニタリング」技術、花王のパーソナライズサービス構想

◾️日焼け止めは2021年以降、どう進化するのか。化粧品開発者からみる「過渡期」とは

データサイエンスアプローチ

◾️日本発の本格的なホルモン検査サービス「canvas」女性の健康管理支援に企業も注目

◾️オルビスが自宅の鏡に装着可能なIoTデバイスで叶えるパーソナライズスキンケア

◾️デジタルファーストのIーneが挑むオフライン攻略、 BOTANISTヒットの舞台裏

◾️韓国コスメをデータで世界に売り込む流通支援スタートアップB2LiNKの分析力

◾️店舗体験を補うサンプリングに注目、マッチング重視、ファン化施策など国内外の3事例

GW Special 2021 そのほかの回はこちら
(1)ニューノーマル時代のビューティテック事例
(3)SDGsから顧客の幸せまで、ブランドの哲学

Text: そごうあやこ (Ayako Sogo)
Top image: Clark Van Der Beken via Unsplash

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