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Cosmepolitan、世界の新興美容ブランドに向け小ロットでフルカスタマイズを実現

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韓国や日本の化粧品OEM企業のネットワークを持つCosmepolitan(コスメポリタン)が、新興のD2Cやインフルエンサーブランド向けに、ロット数1,000個、80万円〜 で処方、パッケージまで含めフルカスタマイズに近いかたちで独自ブランドの化粧品を製造できる「SUCCESS PLAN」を発表した。新興ブランドのOEM生産における大きな課題を解決したその背景について聞いた。

スタートアップがパッケージにも独創性を発揮できるようOEMネットワークを強化

化粧品の新興ブランドにとって、他社との差別化を図りブランディングを確立するうえで、ユニークな成分処方や容器、パッケージの実現は、なくてはならないものである。一方で、手元資金がそれほど豊富ではないなか、すべてのクリエイティブにこだわるのは難しい。とくに容器に関しては、OEM企業やパッケージ企業が持つシンプルな型を利用することで低コストを実現している現状もあり、スタート当初からオリジナリティを発揮するのは難しいという課題があった。

韓国をはじめとしたグローバルなOEMプラットフォームをもつCosmepolitanは、韓国と日本の3,000社以上のネットワークと、国内外企業との開発実績で培ったプロデュース力を掛け合わせ、このハードルを大きく下げる新プラン「SUCCESS PLAN」を2022年5月に発表した。

SUCCESS PLANは、最小ロット数1,000個、最短納期3カ月で、開発予算80万円から化粧品ブランドを立ち上げることができるパッケージだ。初期ハードルが高い化粧品ビジネスの参入障壁を大きく下げるもう1つの特徴が、ブランドパーソナリティと独創性を高めるうえで重要なカスタマイズ範囲が非常に広い点だ。化粧品カテゴリー、テクスチャー、容器、効果・効能、マーケティング訴求ポイントをかけ合わせた500万通り以上の組み合わせから、「80万円からの予算で、ほぼフルカスタマイズに近いかたち」で化粧品づくりが可能になった。

スキンケアからメイクアップまで5カテゴリー 23種類をカバー

化粧品カテゴリーは、上記の表にあるように、スキンケアだけでなく、カラーメイクアップを含む5カテゴリー、23種類をカバーしており、テクスチャーのバリエーションは、1カテゴリーあたり20種類以上を保有。さらに、容器タイプのバリエーションは300種類超あり、擦りガラス加工、UV印刷、箔ありといった特殊加工を施すことも可能だ。

ブランド側が訴求したい効果・効能に関しては、100種類以上の成分を組み合わせることができ、たとえば「ベースの機能は保湿だが、エイジングケア効果もプラスしたい」といった要望にあわせて、独自処方を組み立てることもできる。使用する原材料の多くはCOSMOS認証を取得しており、年々ニーズが高まるオーガニックやクリーンビューティの基準を満たす製品開発も可能だ。

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