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海外企業や異業種の参入、ヒト幹細胞など注目の5トピックス【COSME Week 東京 2023】

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2023年1月11日から13日の3日間、東京ビッグサイトで大規模見本市「COSME Week 東京 2023」が開催された。574社の出展のなかから、とくに注目すべきトピックスとして「ヒト幹細胞」「韓国コスメ」「異業種の新規参入」「フェムケア」、新設の「ヘアケアEXPO」をとりあげ、その最新トレンドを紹介する。

海外からの出展ブースが目立った今年の化粧品総合展

COSME Week 東京 2023は、今年初開催となるヘアケアEXPOのほか、「国際化粧品展」「化粧品開発展」「美容・健康食品EXPO」「国際エステ・美容医療EXPO」「化粧品マーケティング EXPO」の6つの展示会が同時に開催され、574社が出展、2万9,500人が来場した。

海外からの往来が再開したことで、海外出展ブースや韓国などからの来場者が目立った。会場では特別セミナーも開かれ、日本ロレアル株式会社 ヴァイスプレジデント コーポレート・レスポンシビリティ本部 本部長 楠田倫子氏や、オルビス株式会社 代表取締役社長 小林琢磨氏をはじめ、ゲストが登壇して化粧品業界の最新の展望やトレンド、サステナビリティ、ブランディング戦略など幅広いトピックスが語られた。

初開催「ヘアケアEXPO」美容室・リテール向け商材が集合

今回初開催となったヘアケアEXPOでは、コスメショップ、サロン、化粧品メーカーなどが一堂に会した。シャンプーや育毛剤などのヘアケア剤、ヘアケア機器、ヘアケア原料など、ヘアケア製品の開発と流通に特化した出展で、目新しい商品も見受けられた。

出典:WithBecon公式サイト

韓国から出展した「WithBecon」は、サムスン電子のインキュベーションプログラム「C-Lab」からスピンオフし、2020年11月に創業したBecon(ビーコン)のホームスカルプケアソリューションだ。同社はアメリカで開催された国際見本市「CES2023」にも出展した。

WithBeconは主に、薄毛の悩みを持つユーザーをターゲットにしている。光学レンズとCMOSカメラ、温度や水分など複数のセンサーを備えたIoT頭皮診断機器を用いて頭皮データを取得。スキャンした画像とセンサーの測定結果は専用アプリに送信され、ディープラーニングによる解析が行われたのち、毛穴の密度、敏感さ、頭皮のタイプ、既存の問題など、ユーザーの頭皮の健康状態を最大10個の判定結果としてアプリに表示する。抜け毛進行率や頭皮タイプ分析、似たような属性のユーザーとの比較分析などが行え、AIから最適なケア方法が提案されるほか、韓国では頭皮データをもとに、悩みに応じたカスタムヘアケアの販売も行う。

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