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【関連記事まとめ】コーセーがデジタルプラットフォームと融合したコンセプトストアをオープンほか

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<2019. 10.28-11.4 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、 コーセーがデジタルプラットフォームと融合したブランド横断型のコンセプトストアのオープンを発表。資生堂が擬似カウンセリング体験ができるサービスをショールームに導入したほか、音声による対話が可能なスマートミラーが登場した。

■ユニリーバ・ベンチャーズが支援、美容関連の無料サーチエンジン「Mira」ローンチ

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出典: Global Cosmetics News

ユニリーバのベンチャーキャピタルであるユニリーバ・ベンチャーズの支援のもと、無料の美容関連サーチエンジン「Mira(askmira.com)」がローンチした。同サイトでは消費者のリアルなレビューの閲覧のほか、商品を比較して購入ができ、コミュニティのメンバーにダイレクトな相談や質問も可能。また、顔認証やAR技術を活用してパーソナライズした商品の組み合わせをサポートする。同サイトは“美容業界を民主化する”と表現し、美容分野での透明性と包括性を進めることを目的としている。(10月25日・期間外)

Global Cosmetics News :
Unilever Ventures Backs New Beauty Search Engine Mira

■ストークメディエーション、日本初パーソナルヘアカラーサービスをリリース

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出典: 週刊粧業

ストークメディエーションは9月、1万通り以上の組み合わせから個々に最適なサロン品質のカラーリングの実現を自宅で可能にする、日本初のパーソナルヘアカラーサービス「COLORIS(カラリス)」をリリースした。ウェブ上で髪の太さや色など11の質問に答えると、各自に最適なヘアカラー剤とトリートメントが提案される。COLORISの初年度売上は3億円、リピート率8割を目標とし、2020年3月に最初の改良リニューアルを計画しているほか、2021年には自社美容室や店舗などにも展開していく予定。(10月28日)

週刊粧業:
ストークメディエーション、日本初のパーソナライズヘアカラーサービス開始

■ロレアル、データ処理分野のTalendと連携、各種データの統合で研究開発を加速

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出典: Cosmetics Business

ロレアルは、クラウドデータやデータ統合を手がけるTalendと提携した。この提携によりロレアルは、自社が持つすべてのデータベースや実験データ、ロボット測定や画像データなどを連携させることが可能になった。Talendによると、システムは1日5,000万件のデータを処理し、リアルタイムで利用ができる。ロレアルではこれらの膨大な統合データやAIを活用し、研究開発部門の正確性とスピードを大きく向上させることで、消費者の多様性のある要望に応えていくとする。(10 月30日)

Cosmetics Business :
L’Oréal appoints new data partner to power beauty product innovation

■パーフェクト主催、ビューティテック最前線を学ぶフォーラムが開催

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出典: Value Press

バーチャルメイクアプリ「YouCam」を展開するパーフェクトは、最前線のビューティテックをテーマにしたフォーラム「The Global Beauty Tech Forum | TOKYO 2019」を11月22日に開催する。美容業界で活躍するプロフェッショナルを招き、実例や課題、将来の展望についてプレゼンテーションやパネルディスカッションを行う。同フォーラムは2018年に東京で始まり、2019年にはニューヨークでも行われた。今後は上海やパリでも開催を予定している。フォーラムの詳細と参加申込みはパーフェクトの公式サイトから。(10月30日)

Value Press :
ビューティー × テクノロジーの最前線を学ぶフォーラム第二弾開催決定

■オンライン&オフラインで話題性が高い米ブランドランキング発表、1位にウルタ

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出典: BeautyMatter

データ分析企業Engagement Labsは、話題性など消費者への影響力やアプローチの効果の測定をもとに、米国でのビューティ&パーソナルケアブランドの「トータルソーシャル・ランキング」を発表した。1位に選ばれたのは美容小売大手のウルタで、オンライン、オフラインとも消費者の間で話題をよび、昨年の3位から順位を上げた。2位のBath & Body Worksは昨年と同ランクを維持。3位は、昨年4位だったセフォラとなった。昨年1位のエイボンは、オフラインでの話題性が下がり、5位に順位を落とした。(10月30日)

BeautyMatter:
Ulta Tips Consumer Online And Offline Conversations

コーセー、デジタルプラットフォームと融合したコンセプトストアをオープン

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出典: PR Times

コーセーは、デジタルプラットフォームと融合させたブランド横断型のコンセプトストア「Maison KOSÉ(メゾンコーセー)」を、12月17日銀座にオープンする。同店舗では米国の自然派ブランド「tarte」を含む、コーセーのすべてのブランドをカテゴリーごとに並べ、製品の試用ができる。あわせて、最新のデジタル機器を配置するほか、カシオ計算機と協業し共同開発したネイルプリンターのプロトタイプも設置して実証実験を重ね、2020年3月までの商品化を目指すことも発表された。(10月31日)

PR Times:
デジタルプラットフォームと融合した、ブランド横断型の新サービス「Maison KOSÉ」(コンセプトストア&オウンドメディア)をオープン
Fashionsnap:
カシオ計算機のハガキ&フォトプリント技術をネイルプリンターに応用、コーセー新店舗で実証実験開始

■資生堂、擬似カウンセリング体験ができるサービスをショールームに導入

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出典: PR Times

資生堂は、大型タッチパネルで擬似的なカウンセリング体験ができる「ビューティー・クラウド・コンサルタント」を、浜松町にあるショールーム「S/PRESS」に導入した。デジタルサイネージ画面に資生堂の美容部員の最高ランクであるビューティートップスペシャリストが出演・表示され、顧客はビューティーコンサルタントに実際に対面しカウンセリングを受けているような体験ができる。カラー提案とメイク提案の2つのコースがあり、質問に答えていくと、AIが各自に似合う色目や商品、メイク方法を提案し、提案された内容はQRコードを使って顧客が自身のスマホで確認することも可能。(10月31日)

PR Times:
デジタルテクノロジーで疑似的にカウンセリング体験ができる 「ビューティー・クラウド・コンサルタント」登場

■音声の対話ができるスマートミラーが登場、メイクやスキンケアの提案も

ビューティテックのスタートアップ、Noveraは、開発中のスマートミラー「Novera」の対話型インタラクションの特許を取得した。対話型インタラクションとは、デバイスとユーザーの間に音声による対話を発生させる技術。このスマートミラーでは、鏡に映るユーザーの顔やメイク、表情などを画像データとして取得し、利用者の状態を判定。それにあわせてキャラクター性を付与した音声で、鏡のスピーカーからユーザーに話しかけ、メイクやスキンケアの提案を行う。また、鏡に映るユーザーの顔に、ARで画像データをのせることで、提案内容の実現をバーチャルに確認できる。(10月31日)

PR Times:
【特許取得】美容におけるスマートミラーの活用を促進させる対話型インタラクション

Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Pepe Reyes via Unsplash

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