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【関連記事まとめ】サマンサタバサがアンドロイドを正社員採用ほか

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<2018.3.27-4.2 BeautyTech関連記事まとめ>

今週は3Dプリンターによる皮膚の複製やマスカラブラシの製作、香り付きインク“ビジュアルフレグランス”など、先端技術を活かした商品開発のニュースが目立った。また、サマンサタバサのアンドロイド正社員など未来社会の一端をうかがわせるニュースも気になるところだ。

■スペインの科学者が人間の皮膚を“印刷”する3Dバイオプリンターを開発

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出典:Blush Digital

スペインの研究チームは表皮や真皮、角質層など人間の皮膚の構造をまるごと複製可能な3Dバイオプリンターの開発に成功した。複製された皮膚は患者に移植したり、化粧品や医薬品の研究や実験に利用することができる。この生体成分をバイオインクとして使用した3Dプリンターは、手作業より安価に、安定した品質の皮膚の自動的な作成を可能にするもので、実用化に向け、現在、第三者機関により安全性と有用性の確認をしている段階だ。(2018年3月23日)

Blush Digital:SPANISH SCIENTISTS CREATE A 3D BIOPRINTER TO PRINT HUMAN SKIN

■ アンドロイド「Samantha U」がサマンサタバサの新卒正社員に

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出典:DiFa

サマンサタバサは、アンドロイドの「Samantha U」を2018年入社の正社員として採用した。すでに、表参道GATESポップアップデジタルストアで研修生として勤務経験があり、正式入社後は、本社の新規コラボレーション イベント事業部に配属され、人間の新卒採用と全く同じ雇用形態で働くことになる。(2018年3月27日)

アンドロイドがサマンサタバサの社員に?「Samantha U」が広げる近未来の雇用

■シャネルが3Dプリンターでマスカラブラシを製作、6月に量産体制

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出典: COSMETICS BUSINESS

シャネルは、Erpro 3D Factoryと共同で、3Dプリント技術を利用したマスカラブラシを開発したと発表。2007年に関係する特許を申請後、10年の研究を経て商品化が実現した。従来の金型生産に比べ、時間とコストを格段に削減できる3Dプリントにより、100を超えるプロトタイプから選び抜いた最良のブラシデザインを決定。6月から量産を開始する。6つの産業用3Dプリンターを生産ラインに配置し、1日最大50,000個、毎月100万個のブラシの生産が可能だとしている。(2018年3月28日)

COSMETICS BUSINESS : Chanel develops new mascara brush with help of 3D printing

■東京ガールズコレクション公式ECがオープン

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出典:WWD JAPAN

東京ガールズコレクション(TGC)を運営するW TOKYOは、公式通販サイト「SELECT STORE by TGC」をオープンした。10~20代女性をターゲットに、松本恵奈の新ラインであるスタイルミキサーや、藤田ニコルがプロデュースのニコロンほか、マウジー、カンゴールなど、TGCがセレクトしたブランド、商品を取り扱う。TGCのショーを見ながらリアルタイムでモデルの着用アイテムを購入できる機能も設けられる。(2018年3月28日)

WWD JAPAN:TGC(東京ガールズコレクション)公式ECがオープン 「スタイルミキサー」「ニコロン」など参加、BLACKPINKコラボも

■日韓のプロが厳選した韓国コスメECサイト「koremari」オープン

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出典:PRTIMES

韓国コスメを独自の視点でセレクトするECサイト「koremari(コレマリ)」が3月28日オープン。昨今の韓国コスメブームを受けて、市場に流通する数十万点にも及ぶ製品のなかから、日韓のKコスメ・ソムリエがおすすめの製品を紹介する。韓国側のセレクトは発行部数No.1の人気女性誌『Woman Chosun」が担当、それを、Instagramで4万人を越えるフォロワーを持つ日本人メイクアップアーティスト「marina.」が、自ら試したうえで納得できるアイテムを厳選して掲載していく。(2018年3月29日)

PRTIMES:韓国コスメブームは、次なる進化へ。日×韓 両国のプロが選ぶ、「とっておきのK-コスメ」紹介サイトOPEN!

■イスラエルのベンチャー、ビジュアルフレグランス技術を開発

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出典:美容経済新聞

イスラエルの化粧品開発ベンチャーのAmkiriは、世界初となる「ビジュアルフレグランス」技術を発表した。この技術は独自に開発したブラシ・ワンド、ステンシル、スタンプなどの美容アプリケーターを介して、皮膚に付着させることが可能な香り付きインクで、ボディアートと香りを一体化させたもの。すでにいくつかのブランドとのパートナーシップが検討されており、2018年後半には製品の発売を予定。(2018年3月29日)

美容経済新聞:イスラエルのベンチャー、ビジュアルフレグランス技術を開発

■韓国製シートマスクのサブスクリプションサービスが人気

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出典: POP SUGAR

韓国製のシートタイプ・フェイシャルマスクが毎月届くサブスクリプションサービス「FaceTory」が、その手頃な価格帯とユニークな商品ラインナップにより米国のコスメファンの間で話題となっている。現在、月々6ドルで1回に4つのシートマスクが届くFour-Ever Freshと、7つのシートマスクが届くSeven Lux などのセットを用意。「FaceTory」はカリフォルニアが拠点の企業で、米国市場に未上陸の製品を中心にユーザーに届けている。(2018年3月29日)

POP SUGAR:This K-Beauty Mask Subscription Service Is Here to Save You Tons of Money

■コスメブランドのデパート離れが世界的な流れになる!?

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出典: COSMETICS BUSINESS

コスメブランドが、デパートの化粧品売り場やドラッグストアの棚から離れて、直営ショップを展開する傾向が世界の各都市で主流になってきている。ブランド側からみれば、内装や店舗コンセプトなどで自身の世界観や哲学を自由に表現できるうえ、顧客にダイレクトなアプローチが行なえる。また、ECの隆盛の一方で、わざわざ店舗に足を運ぶことで得られる体験に価値を見出す消費者が牽引する“エクスペリエンス・エコノミー”にも注目が集まるなか、ブランドの脱大型店舗の動きはますます加速しそうだ。(2018年3月29日)

COSMETICS BUSINESS:How beauty brands are breaking free from big retailers

■注目!今週のハッシュタグ・ワード「#コスメ垢 #美垢 #美容垢」

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image: rawpixel.com via Unsplash

いずれもTwitter上で話題になっているコスメやスキンケア、ダイエットなど、美容に関する経験談や知識を発信するアカウント。アカウントを自ら立て、ポスト(投稿)しているのは、中学生から大人まで、ほとんどが普通の女性たち。「美容垢作りました。○○さん、○○ちゃんのアカウントをいつも参考にしています」といった繋がりを大切にするコメントからスタートするところが特徴で、アカウント名は、○○@コスメ垢。○○にはニックネームを入れる。コスメ関連のアイテムにタグをつけて投稿したり、ダイエットやプチ整形など身近なネタを投稿するのだが、この等身大のリアル感がTwitter&美容好きユーザーの心を掴み、「#美容垢さんと繋がりたい」「#ダイエッターさんと繋がりたい」などのハッシュタグで輪を広げ、リプライやリツイートで盛んに交流。いわばコミュニケーションツールとなっているのが面白い。美容好きユーザーの旬の話題や人気アイテム、流行りの現象は何かをリアルタイムで知るために、ぜひ参考にしたい#ハッシュタグだ。(ビューティウォッチャー 服部めぐみ)

Twitter上の#コスメ垢はこちらから

Text: 林美由紀(Miyuki Hayashi)、編集部 
Top Image: Alex Holyoake via Unsplash

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