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「デジタルマーケティングのトレンド」美容業界を読み解くまとめ(6):GW2020

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緊急事態宣言下となる2020年のゴールデンウィーク。BeautyTech.jpでは昨今の美容業界の動きを振り返り、「withコロナ」として対応がせまられる2020年下半期に重要となるキーワード6つを選出し、関連記事をまとめて紹介する。最終日の第6回は、今やビジネスの鍵を握るといっても過言ではない「デジタルマーケティングのトレンド」だ。

ポストコロナを迎える世界が直面するのは、ニューノーマル(新常態)な日常だ。直接ふれあうぬくもりや場を共有する楽しさの代わりに、SNSや動画、ビデオチャットを通してのコミュニケーションが増加し、不要不急な出費には慎重になる消費者の姿が予測される。彼ら彼女たちは、そうした状況のなかで、心を許せるブランド、頼りたくなるブランドを意識的にあるいは無意識的に選んでいくはずだ。

このような消費者の変化を受け、デジタルマーケティングの役割も大きく変わるだろう。しかも我々はポストクッキー時代にも突入する。現在の潜在ユーザーにリーチ可能なターゲティング広告が難しくなり、どのようにしてブランドを認知し理解してもらうのか、長いファンでいてもらうために何をするかといった課題の解決は、自社のモノやサービスの存在意義を改めて考え直すところから始まる。

そのうえで、すでに試みが行われている、ユーザー視点の共感コンテンツや、新しいターゲット層としてのeスポーツユーザーへのアプローチ、異業種コラボなどに加え、美容部員によるライブ配信など新鮮な「話題」づくりも生きてくるのだ。

図1

bluedog studio via Shutterstock

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Text: 矢野 貴久子(Kikuko Yano)
Top image: Marcello Gennari via Unsplash


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