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夏休み特別企画:美容業界を読み解くキーワード5選 その3「パーソナライゼーション」

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月曜日が祝日となったこの1週間、お盆休みを満喫している方も多いだろう。BeautyTech.jpでは、ここ半年ほどの美容業界の動きを振り返り、トレンドを理解するためにおさえておきたい、必須のキーワード5つを編集部員がピックアップ。関連記事をまとめて紹介する。第3回は「パーソナライゼーション」。

BeautyTechを語るうえで、最大のテーマともいえる「パーソナライゼーション」。ヘアケア分野、とくにシャンプーでは世界で20を超えるD2Cブランド、そして大手企業も参入し、一人ひとりの髪質や好みによってパーソナライズされたアイテムを顧客に届けている。2019年に入ってからは、そのパーソナライゼーションの定義がさらに広がっているようだ。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が支援するスタートアップは皮膚常在菌のレベルからのアプローチ、7月にリニューアルしたポーラ アペックスはAIによる分析と人間のビューティアドバイザーからの助言をうまく組み合わせて個人の微妙な嗜好も反映する。SK-IIは、ポップアップストアでテクノロジーと人間のアドバイスの棲み分けによるパーソナライズした接客を提案。花王は、秋に一斉発売のヘアケア製品エッセンシャルflatに応用した技術が、各自が望むスタイリングの実現をサポートするとしている。パーソナライゼーションをどうとらえていくのか、質的なものだけでなく、理想や個々が目指すところまでをも叶える試みは、これからも模索が続きそうだ。

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パーソナライゼーションまとめ記事

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資生堂も出資のドリコス、IoTでサプリメントのパーソナライズ化。夢は医学分野へ

◆ 大手美容企業のパーソナライゼーション事例
花王の新ヘアケアシリーズ、エッセンシャル flatがめざす、1つの技術でパーソナライゼーション
SK-IIのスマート・ポップアップストアがさし示す、接客のパーソナライズ化という未来
・J&Jのインキュベータプログラムにみる「常在菌」によるパーソナライゼーション
ポーラ新生APEXは、顧客と伴走するパーソナライゼーションで新境地を開く
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Text: BeautyTech.jp編集部

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