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NTTコミュニケーションズがフェムテックコミュニティ創設、データ連携でビジネス共創へ

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NTTコミュニケーションズ株式会社は、2023年1月下旬にフェムテック領域のビジネス共創コミュニティ「Value Add Femtech™ Community」の創設を発表した。ビジネス共創や各社が保有するデータを活用して女性のQOL向上を実現していくことが目的だ。

フェムテック、ヘルスケア関連企業の集合知で女性のQOL向上をめざすコミュニティ

NTTコミュニケーションズが創設した「Value Add Femtech™ Community」(以下、コミュニティ)は、フェムテックやウエルネス、医療関連企業が安全にデータを保持できる仕組みを提供するだけでなく、その参加企業の連携強化を通じたビジネス共創や、データ利活用によるフェムテック産業振興を目標に掲げている。

2023年1月のコミュニティ創設時点の発表では、フェムテック関連企業、損害保険会社、シンクタンクなど合計12社が参加を表明している。いずれもフェムテック事業に参入している企業、または、これから新しく参入を検討している企業で、月経、PMS、妊娠/不妊、更年期、産後ケアなどの分野でビジネス共創を目指すものだと、NTTコミュニケーションズ株式会社 
ビジネスソリューション本部 スマートワールドビジネス部 スマートヘルスケア推進室 主査 鵜飼耕一郎氏は説明する。

Value Add Femtech™ Community参加企業
出典:NTTコミュニケーションズ公式サイト

「フェムテック領域のビジネス共創を実現し、女性のQOL向上を目指すという趣旨に賛同いただける企業を募っている。データを安全に保有したい企業から、データを持っているが有効活用ができていない、もしくは、コミュニティに集まった企業同士でデータを利活用したいという要望を持つ企業まで、幅広く加入いただきたいと考えている。報道発表後にも、複数企業から問い合わせがきている状況だ」(鵜飼氏)

NTTコミュニケーションズ株式会社
ビジネスソリューション本部
スマートワールドビジネス部 スマートヘルスケア推進室 主査 鵜飼耕一郎氏

プロフィール/1998年 NTTリース(現 NTTファイナンス)入社。2004年の専門部隊創設時から医療業界のリース・ファイナンス営業に携わり、医療営業を推進するほか、与信等社内制度整理や業界特化型スキームを考案。2020年7月 NTTコミュニケーションズへ転籍。現職では、医療ヘルスケア領域のデータ利活用ビジネスを推進など、さまざまな医療ヘルスケアデータを活用し、個々人に最適な医療ヘルスケアサービスを提供できるWell Beingな社会の実現を目指す

フェムテックは領域としてはまだ新しいため、ビジネスを展開する企業にとって連携構築が課題となっている。参加企業は主にフェムテック関連情報収集、ビジネス共創、パートナー企業を探すことなどを求めていると鵜飼氏は話す。

そのため、NTTコミュニケーションズではチャットアプリで専用チャンネルを立ち上げ、コミュニティ内で情報提供・交換できるよう環境を整えた。また、本社オフィスにある共創スペース「OPEN HUB Park」でオフラインイベントを開催しており、今後も参加企業のオン/オフライン連携を図っていく計画だ。

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