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「D2Cの最先端」美容業界を読み解くまとめ(5):GW2020

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緊急事態宣言下となる2020年のゴールデンウィーク。BeautyTech.jpでは昨今の美容業界の動きを振り返り、「withコロナ」として対応がせまられる2020年下半期に重要となるキーワード6つを選出し、関連記事をまとめて紹介する。第5回は消費者とダイレクトにつながるビジネスモデルで伸張した「D2Cの最先端」だ。

D2Cは、単にコンシューマーにダイレクトに販売するいわゆる「直販」ではない。成功するD2Cブランドには、消費者との特別な結びつきがある。ソーシャルメディアなどオンラインを駆使して、ブランドの哲学や理念、目指すところを率直に語ること(ナラティブ)で、つながりや共感を築いていくのだ。その際のブランド側の目線は常に消費者と対等であり、対話を重ねることで、ユーザーとともに商品やサービスを磨き上げていくプロセスが浮かび上がる。

ロックダウン中には、いち早く医療機関への支援をスタートしたり、家にこもることを強いられたユーザーを元気づけてサポートするコンテンツを配信したり、一日も早い収束のために連帯を呼びかけたりと、スピーディに動くところも真骨頂だ。

新型コロナウイルス感染症拡大以前は、D2Cブランドの成長路線として、Eコマースにとどまらず、ポップアップストアやリアル店舗、イベントなどオフラインへの進出が重要な施策とされたが、ポストコロナでは、オンラインコミュニティにいる、一人ひとりのメンバーとの結びつきをさらに深めることに注力するブランドが増えるとみられる。

図1

Indre Pau via Shutterstock

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Text: 矢野 貴久子(Kikuko Yano)
Top image: Anna Kolosyuk via Unsplash


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