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Awwによるメタバース時代の信頼と熱狂を生むバーチャルキャラクター創造【ヒト3DCGの可能性:後編】

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美容業界におけるヒト3DCGキャラクター活用の現状と、近い未来のマーケティングへのインパクトを考察する記事の後編では、日本でも化粧品ブランドが起用するimmaや中国などでブレイク中のAYAIをはじめとする、フォトリアルなバーチャルヒューマンを手掛けるAwwの取り組みを紹介する。

ヒト3DCGの可能性:前編、「2022年『デジタルツイン』元年へ、レーベルを立ち上げたCAの挑戦」はこちら

immaなど超精巧なバーチャルヒューマンが人気

2021年4月、「REAL/UNREAL. その肌、リアルか、アンリアルか。」というコピーで、カネボウ化粧品「KATE」のWebCMが公開された。「アンドロイドお姉さん」として活躍するタレントのSAORI(サオリ)氏と、実在の人間と区別がつかないほど精巧なバーチャルヒューマンの「imma(イマ)」と「Ria(リア)」が競演し、公式アカウントにアップされたCM動画の再生回数は1.5万回を超えている(2021年10月現在)。

このバーチャルヒューマンimmaやRiaの制作・プロデュースを行うのが、2019年創業の株式会社Awwだ。CMOを務める佐田晋一郎氏は創業の経緯を次のように説明する。

「クリエイティブ領域のキャリアが長い代表の守屋(同社 代表取締役 守屋貴行氏)が、現COOの岸本(同社 取締役 岸本浩一氏)にバーチャルヒューマンの企画を持ちかけたことがそもそものきっかけだ。岸本はCGでどれだけ精巧に人間を造形できるかにこだわり、AI美空ひばりプロジェクトなど数々の企画に携わってきた。日本トップクラスの3DCG企業であるCafegroupのCEO/オーナーでもある。そのふたりがタッグを組みimmaというキャラクターが生まれた。当初は、アートプロジェクト的な位置づけだったが、反響が大きく、会社を設立して活動を始めた」

immaはアニメやマンガ、ゲームといった日本のポップカルチャーを体現するアイコンとして海外での人気も高い。とくに、ブラジル、インド、中国でファンが多いという。

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