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「Knowns Biz」、2万の固有ブランドについての消費者データをサブスクで提供、目指すデータの民主化

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「Knowns Biz(ノウンズビズ)」は、企業がマーケティングや新規事業を開発する際に必要となる消費者データをもとに顧客分析ができるサブスクリプション型のリサーチツールだ。従来の消費者調査にかかっていた時間やコストを大幅に削減できるため、多くの広告代理店や幅広い業種の企業に利用されているという。同サービスを提供するノウンズ株式会社 代表取締役 田中啓志朗氏に、その特徴や企業による活用のされ方について話を聞いた。


先回りして企業が欲しい消費者の声を集める「Knowns Biz」

企業やブランドが消費者データを必要とする際、従来は、アンケート調査会社に依頼し集める必要があった。しかし「Knowns Biz」では、企業が欲しいと思われる消費者へのアンケートデータを先回りして大量に集め、それを月額10万円からのサブスクリプションで提供している。

消費者の声は、アンケートアプリ「Knowns」でランダムにアンケートが配信され集められる。Knownsユーザーは20代、30代、40代の順に多く、年収が標準的ないわゆる一般生活者が多い。アンケートに答えることでポイントが貯まるポイ活として、積極的に回答してくれるという。後述するが、企業側がアンケートを独自に作成してそれを配信することも可能だ。

ノウンズが運営する2つのサービス

Knowns Bizを提供するノウンズ株式会社 代表取締役 田中啓志朗氏は、サービスの概要をこう説明する。

「現在は2万ほどの固有名詞について調査を行っていて、業界を問わず有名なブランドについてはほぼ網羅している状態だ。毎月5,000万件ほどのデータを集めており、すでに累計で何十億件ものデータを蓄積している。もし新商品など既存のデータにないものを調査してほしい場合には、追加料金なくリクエストすることができる」(田中氏)

Knows Bizの管理画面では、蓄積されたデータをもとに、企業担当者が簡単な操作でデータを分析することができる。基本機能としては、基礎分析、7Journey・ファネル分析、相関分析、時系列分析、ワード分析があり、そこに分析条件を追加することもできる。回答者の性別や年代別の偏りは、日本の国勢調査の人口バランスに沿って自動で補正できるウェイトバック機能も搭載されている。たとえば、自社のブランドの購買層はどのようなライフスタイルの人か、あるいは競合との比較、ブランドのCMやコラボ先としてイメージの合うタレントやアニメキャラクターを探すことなどができるという。

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